活動報告

HOME活動報告 > 令和3年 第2回 質楽会

令和3年 第2回 質楽会開催報告

11月29日18:30から2時間、17名(うち13名はZoom)が参加し「会計人が知るべき情報セキュリティー」と題して公認会計士・税理士の佐藤茂会員から講義をいただいた。

講師は公認会計士協会のIT委員会の委員として長くこの分野にかかわってきた情報セキュリティーの専門家である。

情報セキュリティーを考える必要が生じた経緯についての話に続き、以下に講義が進んだ。
(1) 情報の種類
(2) 主要な情報資産の事故パターン
(3) 税務・会計事務所としての対策

具体的には、情報には紙媒体も含まれるが情報事故は人為的なミスによるものが多くを占めており、したがって防ぐことができるものでもあること。

そのために、重要な情報の特定から始まり、重要度に応じた管理方法のルール化とマニュアルの作成及びその運用状況の評価とルール等の定期的なメンテナンスをすること、 そしてその管理記録を残すこと、また、教育は繰り返し行うことが重要であるとのことであった。

なお、社内の管理だけでなく業務委託先会社等の信頼性及び選定するソフトウエア―の信頼性を確保するためしっかりした業者やソフトウエア―を選ぶことも重要なポイントであるとの話があった。

次回第3回質楽会は令和4年2月3日(木)18:30に「質問検査権」に関する講義を予定しています。是非、参加ください。

遠藤健二