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第93回選抜高等学校野球大会
専大松戸vs中京大中京 観戦記


 2021年3月25日は、専修大学の付属高校である専大松戸高等学校(以下、専松。)が初の春の選抜に出場を決めた初戦でした。

 対戦校は、プロ野球ドラフト1位候補で大会№1ピッチャーの畔柳(くろやなぎ)君を擁する優勝候補の中京大中京です。ちなみに、元日ハムで東京オリンピック野球日本代表監督の稲葉篤紀氏の出身校です。

 正直、勝てる気がしないし、負けたとしても大敗をするであろうことが大方の予想でした。

 さらに、勝っても2回戦の相手校は選抜優勝経験のある敦賀気比(福井県)と春夏優勝経験のある常総学院(茨城県)の勝者、さらにその次には優勝候補の智弁学園(和歌山県)と大阪桐蔭(大阪府)の勝ち上がりと対戦が待っている凄まじいトーナメントの山に、専松はいました。ちなみに、日ハムの平沼翔太選手は敦賀気比の春の選抜優勝ピッチャー、2000本安打を打って野球殿堂入りした元日ハムの金子誠氏は常総学院の出身です。

 とはいえ、どんなに下馬評が低かろうが、どうしても外せない仕事以外は全てを投げ打ち観戦する気迫で待ち構えていました。ただし、「そもそもコロナ下で甲子園に観客を入れるのか?」「観客何人入れるんだ?」「チケットを買えるのか?」と不安でいっぱいでした。

 そんな中、3月8日のチケット一般販売日の初日に仁義なき争奪戦を制し、晴れて甲子園に向かうのでした。

 阪神甲子園駅からの眺望が、画像①です。甲子園球場が見えると、少しずつ緊張してきます。


画像①


 画像②は、よくテレビで映る甲子園球場の正面です。
一応、この投稿の取材も兼ねているので、観戦できなかった会員のためにも雰囲気を味わって欲しくて撮りました。


画像②


 画像③は、対戦校のボードです。
いよいよ感が出て来ます。球場への入口付近で、専松の富山理事長に偶然会いました。理事長の後ろ姿を撮ろうと思いましたが、盗撮になり兼ねないので止めました。

さあ、いざ甲子園球場内へ!


画像③


 画像④は、専松応援団のアルプス席です。
 画像①の上部は高速道路なんですが、高速道路の柱の付近で同窓生に記念グッズを配っていました。結構、たくさんの同窓生が応援に駆け付けていました。ちなみに、白い帽子と緑のウインドブレーカーはグッズです。


画像④


 画像⑤は、試合前のノックを終えた専松ナインと、奥が中京大中京のアルプス席です。
 初出場相手の1回戦ごときを見る必要はないかの如く、全然席が埋まっていませんでした。
 そうは言っても、専松の指導者はそんなに知られていませんが、結構スゴいんです。いや、かなりスゴインデス!!
 監督は、史上最多4校を甲子園に導いたレジェンドの持丸修一監督です。内野の小林一也コーチは、常総学院であの木内監督の下、春の選抜初優勝メンバーの四番で主将でした。外野の清原博城コーチは持丸監督が常総学院の監督時代に春の選抜出場経験者です。


画像⑤


 画像⑥⑦で、いよいよプレイボール。
 上甲監督時代の済美高校(愛媛県)は、春の選抜初出場で初優勝しました。高校野球は何があるか分からない。世の中の下馬評なんか関係ない。
 さあ、専松ナイン、持丸監督、小林コーチ、清原コーチ、中京大中京に一泡吹かせてやろうぜ!!


画像⑥



画像⑦


 画像⑧は、専松の四番でレフトの吉岡道泰君です。
 第一打席は敬遠気味のフォアボール。


画像⑧


 画像⑨は、序盤からボコボコにやられるのではと思っていましたが、意外に良い勝負をしていたスコアボードです。というよりは、専松の方が押していました。大会№1の最速152㎞ピッチャーの前ではバットにかすりもしないと思ってましたが、2イニングにして長打を含めた2安打をお見舞いしました。
 バットに当たる!
 ボールが前に飛ぶ!!
 専松、行けるぞ!!!


画像⑨


 画像⑩は、専松のエース深澤鳳介君です。
 強打の中京大中京打線ですが、深澤君のボールに全然タイミングが合わず、そんなに球速はなくても上手く抑えていました。


画像⑩


 画像⑪⑫は、試合中の持丸監督です。
 後ろ姿だけでは物足りなかろうと思い、横顔を撮ってみました。


画像⑪



画像⑫


 画像⑬は、中盤まで互角以上に中京大中京と戦うスコアボードです。
 予想以上に専松が押しているし、通常の観客数が入っていたら場内の判官びいきの異様な雰囲気で、甲子園の魔物が中京大中京を襲い、ジャイアントキリングがあってもおかしくない試合展開でした。


画像⑬


 画像⑭は、ついに試合が動いてしまったスコアボードです。
 専松の初出場の若さが出た失点でした。
 最終回の攻撃で、逆転のシナリオで歓喜のドラマを期待していました。
 ピッチャーあんま良くないから、ワンチャンで行けるぞ!


画像⑭


 画像⑮は、試合終了。
 ゲームセット。
 専松、よくやった。


画像⑮


 画像⑯は、最終的なスコアボードです。
 専松は、中京大中京の倍のヒットを打ちました。
 この投稿を作文している3月29日現在、中京大中京はベスト4に進出しました。専松が、中京大中京を一番苦しめて良いゲームをしました。
 泣くな吉岡、腐るな深澤、夏にまた待ってるぞ!
 あと、専修大学の進学も待ってるぞ!!


画像⑯


 なんか負けた気しないし悔しいので、(´;ω;`)ウッ…梅田でお好み食って帰りました。((T_T)/~~~

以上

幹事:加藤清司