球春到来、東都大学野球は2019年4月8日に開幕します。
これを執筆しているのは4月9日でして、専修大学は日大との開幕カードで初戦を落としましたが次戦で勝利しタイブレークに持ち込みました。明日も勝って勝ち点を取って欲しいところです。
さて、東都大学野球の開幕に先駆けて、北海道出身でゴリゴリの日ハムファンである私は、2019年4月5日に東京ドームで日本ハムvs西武ライオンズの公式戦を観戦してきました。
この日のハムの先発は、開幕投手を務めた専大松戸高出身の上沢直之です。この日の最大のお目当てです。
上沢は、2011年にドラフト6位で日ハムに指名されました。2017年のドラフトでソフトバンクホークスに2位で指名された高橋礼は、専大松戸高の後輩に当たります。その他、2015年ドラフト5位で原嵩がロッテ、2015年ドラフト6位で渡邉大樹がヤクルトに指名されております。ちなみに、日ハムは2016年ドラフト4位で専修大学の森山恵佑を指名しています。
このように、専大松戸は千葉県内でも有数の進学校でありながら、高校野球激戦区の千葉県で強豪校として君臨し、近年プロ野球選手を輩出している訳です。これは、持丸修一氏が専大松戸野球部の監督に就任してからの始まりです。持丸監督は、4校(竜ヶ崎一、藤代、常総学院、専大松戸)を甲子園に導く名将であり、史上最高です。5校を甲子園に導いた監督は歴史上存在しません。
①の写真は、始球式をマウンド脇で見ている上沢です。
②の写真は、始球式が終わって投球練習をしているところです。
スマホの最大望遠で写真を撮っても遠くてピンボケするので、東京ドームのビッグビジョンに写る上沢を撮ってみたのが③の写真です。微妙な写り具合に不満が残ります。
④の写真は、チケットホルダーです。巨人に移籍した陽岱鋼を持っていたので、上沢にチェンジしました。実物の上沢を上手く撮れない分、グッズの写真で代用してみました。
⑤の写真は、先発投手の上沢が映し出されている電光掲示板です。
⑥の写真は、観戦する席からの目線です。これを見て、何か気づきませんかね? 視界にネットがないのです。そうです、ファールゾーン内のフィールドシートで観戦しているのですよ。たまたま3塁側(アウェー席)が空いていたので、気合で取りました。今後のスケジュールを鑑みると、繁忙期のため専修大学の春季リーグの観戦が殆どできそうにないことに気付き、不貞腐れて上沢に賭けたとも言えるのです。
⑦の写真は、苦悩しながらも粘り強いピッチングを続ける上沢です。
⑧の写真は、途中のスコアボードです。毎回ヒットを打たれて複数のランナーを抱えながらも、粘りのピッチングで無失点に抑えていました。
⑨の写真は、レフトを守る近藤健介です。上沢ばっかりでは飽きるので、一番近くの近藤を撮ってみました。
⑩⑪の写真は、7回表、この試合最大のピンチを招いてしまいマウンドに集まる木田投手コーチと内野手です。西武の先頭バッター4番の山川にホームランを打たれてしまい、ハムのリードが2点に縮まりました(3-1)。なおも、フォアボール二つとヒットでノーアウト満塁の大ピンチを招いたわけです。これまでの上沢なら、良くて同点、通常は逆転を許す展開でした。そして、ノーアウト満塁で西武のバッターは、おかわり君こと中村です。過去6回ホームラン王を獲得する球界を代表するスラッガーですから、正直、もう終わったと思いました。しかし、上沢は真っ向勝負で中村を浅いレフトフライに抑えて3塁ランナーを釘付けにさせ、ホームに返させません。中村の次のバッターは、ホームラン王1回獲得のベネズエラからの助っ人メヒアです。持丸監督は、ストレートを磨くことを専大松戸時代に上沢に繰り返し指導してきました。持丸監督の教えを思い出せと祈りながらメヒアとの勝負を見守っていると、上沢は全球フォークで3球三振に打ち取りました。
持丸監督! 結果オーライだ!! 富山理事長! 上沢やりましたよ!!
⑫の写真は、最大のピンチを最少失点で抑えたスコアボードです。ノーアウト満塁をよく無失点で抑えたなと、ハラハラドキドキで疲れました。
⑬の写真は、今季初勝利をあげて勝利投手となった上沢が、ヒーローインタビューを受けるところです。インタビュアーから「最大のピンチを迎えた場面、どう思っていましたか?」と質問されると、「ヤバいなぁぐらいしか思っていませんでした。」との緩めの回答に、ドーム内は爆笑でした。
⑭の写真は、ヒーローインタビューを受ける上沢のビッグビジョン画像です。最後の最後で、やっと上手く撮れたのではないでしょうか。
⑮の写真は、試合終了時のスコアボードです。5-2で、日ハムが西武に勝ちました。2015年ドラフト1位の西武の多和田を捻りつぶしてやりました。上沢によるドラフト6位からの下剋上は痛快でした。
日ハムの外野手のポジション争いは熾烈ですが、確固たるメンバーは西川と近藤(DH併用で王柏融)です。森山が割って入る隙は十分にあるので、今度は森山が打ち上沢が抑えて勝つ試合を観戦したいものです。
専大松戸高は、東京ドームに割りと行きやすい場所にあるので、バスを5台以上連ねた大応援団が来ているはずです。それらしい姿は見当たりませんでしたが、私はフィールドシートに居たので見つけられなかっただけだと思っています。観客数が27,499人と発表されましたが、この内、専大松戸高関係が1,000人、専修大学関係だと5,000人以上居たはずです。
次は、大学野球をお送り致します。
幹事:加藤清司
写真①
写真②
写真③
写真④
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写真⑥
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写真⑮