平成30年10月13日(土)に第22回全国大学会計人会サミットが明治大学で開催されました。私にとっては、10年前に母校・専修大学で開催した第12回のサミット以来の参加でした。駿台会計人倶楽部の岩田俊一会長や来賓の挨拶の後、「事業承継の実務」というテーマで講演会が開催されました。
明治大学には8つの士業団体があり、「明治大学士業会」として活動(研修・懇親など)されているそうです。今回のサミットでは、7士業の発表者が「事業承継の実務」についてそれぞれの専門分野の観点で講演されました。7士業による発表テーマは以下の通りです。
*事業承継の法務について(弁護士)
*特例事業承継税制と中小企業強化策(税理士)
*事業承継税制の実務(公認会計士)
*中小企業の事業承継計画について(行政書士)
*人的資産に関する事業承継の課題等(特定社会保険労務士)
*事業承継に対する視点について(司法書士)
*不動産を活用した事業承継対策(不動産鑑定士)
最後に、同大学商学部教授による総括があり、約2時間30分の講演会が終了しました。講演会を拝聴して、中小企業の廃業による日本経済への悪影響と、士業が協力してできるだけ多くの事業承継を実現させる必要性について再認識しました。個人的には、中小企業の強化策としての事業承継税制の活用や、不動産を活用した事業承継対策などが印象に残りました。
講演会の参加者は約150名でしたが、懇親会もほぼ同数の参加者で開催されました。
東京税理士会で面識のある方々が多く、楽しく過ごせました。
副会長 藤本久也