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税理士の仕事、やりがいを探る講演会

10月5日、税理士の仕事、やりがいを探る講演会が生田キャンパスで開かれた。

税理士は公認会計士と並ぶ会計の専門家で、企業や個人の税務サポートをする専門職。講演会では会計人会の吉田伸江会長(昭54院商修)の司会個別発表とパネルディスカッションに榎本恵一副会長(昭61商)と山野井純一幹事(平23院商修)が務め、具体的な仕事内容、試験問題の傾向と対策、収入や将来性についてきめ細かく話をした。

現在全国に約7万6000人の税理士がいる。2015年の平均年収は794万円。
「平均3,000万円の売り上げ収入を得ているというデータもある」と司会の吉田会長は数字を挙げながら話した。

榎本副会長は、自身税理士法人を運営しているため、ダイナミックな観点を強調しつつ税務代理、税務書類の作成、税務相談の独占業務についての話とコンサルタント業務にも踏み込んでのトークとなった。

山野井さんは仕事の魅力を「日々、大人の社会科見学ができること」と分かりやすい。メーカー、サービス産業、卸売りなどさまざまな業種に携わり、学ぶことができる楽しさを強調した。

確定申告がある2、3月は忙しいものの、時間的には余裕があるという。

「子どもの学校行事にはほとんど参加できた。女性にとっても出産、育児の時期はペースを落とすことができ、働きやすい。なにより、お客様にサービスを提供したときに感謝される仕事だということが一番の励み」と結んだ。

今回は、就職課を通じて学生を集めて貰ったが、周知が徹底出来ていないことと、就職課のカバー範囲がおのずから3、4年生になってしまった。

大学会計人会としては、継続して大学に働きかけを行い税理士の魅力をアピールしていかなければならない。

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