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第53回専修大学会計人会 総会・懇親会

専修大学会計人会 第53回(平成28年度)定期総会が、平成28年7月22日(金)午後5時30分より、神田キャンパスにおいて開催された。定期総会後には、新山雄三名誉教授を講師に招いての研修会が開かれ、コーポレート・ガバナンスについて、その意義や会計人としての関わり方などを学んだ。

引き続き行われた懇親会には佐々木重人商学部長、松原成美名誉教授をはじめ、会員ら約40人が出席。新役員の紹介や新入会員のあいさつなどが行われた。会場は和やかな雰囲気で親睦を深めた。

<開催日時>
平成28年7月22日(金)午後5時30分より(受付開始5時)

<会場>
東京都千代田区神田神保町3-8
専修大学神田校舎 1号館 (高層棟)
定期総会・研修会 8階8A会議室
懇親会 15階 報恩の間

<Ⅰ.定期総会> 午後5時30分より
【議 題】
(1)平成27年度行事報告並びに収支決算報告承認の件・監査報告
(2)平成27年度収支予算承認の件 (3)役員改選の件

<Ⅱ.講演会>  午後6時より
【テーマ】コーポレート・ガバナンスの本来的意義とそのあるべき強化策
【講 師】専修大学大学院法務研究科教授 新山雄三先生

<Ⅲ.懇親会>  午後7時10分より


第Ⅱ部研修会において、今年はわが大学の大学院法務研究科の新山雄三名誉教授に「コーポレート・ガバナンスの本来的意義とそのあるべき強化策」と題して、一時間を超える熱のこもった講演をいただきました。

新山先生は、複数回に及ぶドイツでの研究を含め商法・会社法の一人者として広く活躍していらっしゃいます。最近ではペースをゆっくりとして活動をされておりますが、当日の講義は実に気持ちの入った、主張のはっきりとした内容に聞いている我々は真剣に耳だけでなく目も見張って聞いておりました。

原理論の大切さには目から鱗が落ちる思いで聞かせていただきました。ドイツ法を中心に導入された会社法に、アメリカ流の流れが当然のように入り込んでしまっている会社法制の改正の様子、バックグラウンドが見えたように思いました。

コーポレート・ガバナンス、企業統治は誰が行うのか。すなわち株式会社の実質的所有者である株主はどうこの企業統治に参加すべきか、できる仕組みになっているのか。また、局外少数派と称される個人株主の保護をどのようにしてゆくのか?現在では株主総会に時間を掛ける株式会社も増えてきているがまだまだ十分でない現状がどのように変わってゆくべきか。ドイツにおける株主総会の様子を興味深く聞かせていただきました。

大変心に残る講義を聞かせていただいて、久しぶりに勉強をした気持ちにさせていただきました。
これからも先生のご活躍を期待して、講演会参加の報告とします。

副会長 遠藤健二